松藤亨研究室
文化博士 (世界大学)・神学博士(ロマノ・ビザンチン大学)
 略歴 福岡県出身、岡山市在住
 昭和27年旧制広島文理科大学英語英文学卒業
西南女学院、大下学園、広島女学院で教え、昭和44年ノートルダム清心女子大学講師、助教授。59−60年University of Edinburghに留学、昭和60年に教授。平成四年World University 日本校文化博士課程修了。同大学より、文化博士号授与。平成6年清心女子大学定年退職。同13年Romano Byzantine College (Virginia, USA) より名誉神学博士号授与。昭和26年Bible Classの宣教師に導かれ、旧約としての仏教より、キリストへの新約に進み、受洗。今でも教会の委員を務め、われ信ぜずとも神われを信じ給い、すべてのこと相働きて、益をなし給うを信じている。
 
 アカデミア・パンソフィアが推奨する文人の一人であるThomas Carlyle の処女作で聖書的香りを持つ霊的想像の作品 Sartor Resartus (衣装哲学)を考察し、人生と自然、社会がいかに一つの衣によって、織り成されているか、その衣の内にある魂の探求の要を説き、神への敬虔と信仰なくしては国も個人も栄えることがないことを学びたい。次に、Dicens, Raskin, Moris らが共有していた社会小説、社会批評の基礎となっているPast and Present を学び、社会問題に対する宗教的霊的対応を調べ、そこに見出されるCarlyleの教え、勧め、励ましを学び、労働者への同情的理解と理想社会のリーダーとしての模範を中世12世紀の修道院の傑僧Samsoninn 院主に見る。更に、彼が1845年50歳の精神絶頂期に書いたCromwell's Letters and Speeches(クロムウエル伝を学び、特にその第4章の最後にあるCromwell の死の床での臨終の祈りーGod is good-を取り上げ、彼が実に正義篤信、勇敢慈愛の信仰の偉人なりしを論証したい。余裕あれば、World University (Arizona, USA)の設立者学長であったジツコ博士のGreat SpiritであるFour-fold-Function of HUman Body Advancing to the Way of Christ Masteryを紹介したい。
講義案 トマス・カーライルの主要作品考察
祈りの言葉
 私達の生も死も、神様の手中に握られている。「私達すべては、救いを要する人間であることを認めなければならない」(箴言)

滅亡之先
人心傲慢
得栄光先
必有謙遜

とあるように、謙遜は実に大事な徳である。偉大な基督の宣教者パウロでさえも、私は罪人の頭であると言っている。ただ許され救われ生かされているのである。"Before destruction, man's heart is haughty, but humility goes before honour"prov. 16:12).この罪人なる私ども一人ひとりは神様の尊い宝であると、何と感謝であることか!「私は、道であり、真理であり、生命である」と言われる主基督にしたがって苦しみも悲しみも全て益に変えていただき、ただただ感謝賛美の生涯を祈りつつ送りたい。「主に感謝せよ、主は恵み深くその慈しみは永遠に絶えることがない」(詩篇)